皆さん植物の水やり、というとどんなイメージを抱きますか?
植物=毎日あげる!あげるほど喜ぶ!という小学校の頃に学校の授業に育てていた植物たちのイメージが強いのではないでしょうか。
私はそのイメージが強かったため前知識もなしに育てはじめた多肉植物にも同じように水をあげてしまってダメにしてしまった事があります……。
皆さんには同じ轍を踏んでいただきたくない!
という気持ちでこの記事を書いているため、
少しでもお役に立てましたら嬉しいです!
Contents
忙しい方まとめ
- 育成期は葉っぱがしわしわになったら水やり
- 休眠期は水はあげない、または月に1回
ダメにしない水やりの方法
水やりの基本的な仕方
多肉植物の原産地
多肉植物はもともと雨季と乾季のはっきりとわかれた乾いた気候に生息している植物です。
厳しい乾季に耐えるためぷっくりとした葉など体の中に水分と養分を蓄える仕組みを持っています。
そのため湿気の苦手な種が多く、枯れる理由の多くが「水のあげすぎ」が原因となることが多いです。
ですので、多肉植物は普通の植物のように毎日水やりをする必要はなく、水やりは少なめで十分育ちます 。
毎日あげたほうがはやく育つんじゃない!?と思うかもしれませんが多肉植物は成長がゆっくりな種も多いため、植物との時間を焦らずのんびりと一緒に歩んであげてくださいね。
基本的な水のあげ方
多肉植物の基本的な水やりの仕方ですが、葉に水が当たらないよう根元に鉢底から水が出るまでたっぷりとあげましょう。
鉢底から水が出るまであげることで鉢の中に新しい空気を送ることができます。
エケベリアなどのロゼッタ状になるものは葉の間に水が入ってしまい害虫などが発生し痛む原因となってしまう場合があります。
葉っぱから水を吸収する事を好む種の多肉植物もいますが根元にあげていれば基本的に痛む原因になりにくいためオススメです。
多肉植物の特徴「生育期」「休眠期」
生育期と休眠期
多肉植物には、良く育ち根から水を吸いやすくなる「生育期」と育成がゆるやかになり根から水が吸いにくくなる「休眠期」があります。
生育期と休眠期は品種によって時期が違うため、
はじめての多肉植物は
品種の名前がわかるものが安心です!
生育期と休眠期のパターンは3つにわけられ「春秋型」「夏型」「冬型」の3つになります。
- 春秋型=春と秋に良く育つ
- 夏型=夏によく育つ
- 冬型=冬に良く育つ
ちょっとお気づきの方もいるかと思いますが、育成のよくなる時期に型をつけただけです。簡単ですね!
多肉植物は基本的に「生育期はしっかりと水やりとしっかりのお世話、休眠期は構い過ぎない」を守っていればダメにすることが少ないです。
名前が分かれば「~品種名~ 生育期」
で検索すればすぐに出てきますよ!
いい時代ですね~
生育期の水やりの仕方
生育期には水をよく吸収してくれます。
しかし、あげすぎると根腐れしていしまう原因となりかねません。
でも鉢の中の様子は見えないし、
どうすればいいの!?
そこで本などでよくオススメされているやり方が、
土に割り箸や竹串をさしておく方法です!
確認の仕方は簡単です。
さしてある竹串が濡れているのなら水やりはあげない、乾いているようなら、たっぷりとあげます。
※竹串をさすのは3/1程度の深さにしましょう。
でも竹串が鉢から飛び出していると数が増えると不格好ですし、お世話の際に洋服の袖に引っ掛けてしまったりしないか不安ですよね。
私も最初は竹串で管理する方法を取っていたのですが、ある日見てみたらカビが生えていてショックだった事があります……。
そんな私が個人的に管理する方法として
オススメなのは葉っぱの様子からあげるか
判断する方法です!
多肉植物は水が足りなくなってくると葉にためている水分を使うため葉っぱがシワシワになります。
シワシワになる=水が足りていないためそのタイミングであげれば根腐れを防ぎやすくなります。
また、多肉植物は少しシワが入った程度では葉が枯れることはありません。
シワが酷くないうちに水をあげれば葉っぱももとに戻りますので安心してくださいね。
休眠期の水やりの仕方
休眠期は成長が止まり、根から水が吸いづらくなるため「断水、または月に1程度の水やり」を行います。
生育期は鉢底から水が出るまであげていましたが、休眠期に水をたっぷりとあげてしまうと品種によっては加湿により乾く前に根腐れしてしまう可能性があります。
あげる場合でも根元から3/1程度が湿る程度にしておきましょう。
休眠期は基本的には放置で大丈夫です!
構いすぎると逆にダメな子になってしまうのが多肉植物。
難しい子です……。
まとめ
多肉植物は育てやすいと思われがちですが、普通の植物と同じように育ててしまうと根腐れを起こしやすい植物です。
種類は多岐にわたるため、その品種にあった育て方、水のあげ方、日光の当て方など、調べると育てている植物のことをたくさん知ることができ楽しいですよ。
お迎えしたらまず、この品種はどんな性質なのか調べてゆっくり大きくなる多肉植物と同じ時間を一緒に歩んで少しずつ好きになってあげてくださいね。