セダムは、乾燥・暑さどちらにも強く種類によっては石垣などの隙間を埋めるために使用される場合があります。
種類によっては小さな株がたくさん増えるため、寄せ植えなど際に「あ!この隙間が気になる!」という状況で重宝しますよ。
今回は多肉植物の種類、その中でもセダムついてご紹介いたします。
セダムは栄養の少ない所でもよく育ち、
よく増えるため育てていると元気をもらえます!
本記事では、セダムの説明と育て方について
まとめましたので参考になりましたら嬉しいです!
忙しい方まとめ
- セダムの魅力は多様な姿
- 寒さ暑さにも強く、よく増える
- 生育期は「夏型」が多い
- 日当たりを好む、夏の直射日光は苦手
セダムとは?
セダムは増やしやすく手に入りやすい、寒さにも負けず夏の暑さにも負けない非常に丈夫な品種です。
世界中に600種程度分布しています。
もしかしたら皆さんも気づかないうちに目にしているかもしれませんね!
セダムはホームセンターや百均ショップなど専門店以外でも幅広く扱われており人気があります。
無印良品などでも秋頃に見かけました。
店舗にもよるのかもしれませんが、
私の近所の無印良品では1年中 何かしらの植物を置いています!
別のものを買いに来たつもりでも
視界に入ると思わず買いたくなってしまうんですよね~!
セダムの魅力
セダムの魅力はなんと言っても多様な姿です。
これが同じセダムなの?と思ってしまうほどあらゆる姿をしています。
ロゼッタ状のものや、葉を垂らすためバンキングとしても楽しめる品種。
丸いプリプリとした葉をうんと連ねる品種など、セダムを購入する時は目移りしてしまって本当に悩みます。
また、手に入りやすく自分でも増やすことが簡単にできます。
葉ざしや株分けなど成功しやすいことも魅力です!
セダムの原産地
セダムの原産地は世界各国にあり、実は日本にも昔から自生しています。
セダムは別名「万年草(マンネングサ)」とも呼ばれその名の通り常に葉を茂らせている品種です。
万年とは常に変わらないことや非常に長い時間という意味を指します。
常に変わらず生い茂っている植物って
なんだか元気がもらえそうで、
私はこの呼び名がお気に入りです!
日本に自生しているセダムは葉が小さく薄い品種が多いのですが、丸くプリっとした肉厚な葉をもつ品種はメキシコが原産地の場合が多いです。
メキシコの気候は乾季と雨季がはっきり分かれています。
そのため日本よりも年間を通じた雨量が少ないです。
しっかりと水分を貯められる姿に進化したのでしょうね。
↓画像はメキシコ原産の玉葉とレッドベリー
セダムの種類
セダムの姿は多種多様で魅力的な品種が多いのため、ぜひたくさんご紹介したいのですが、長くなってしまうため、人気のある品種4種に絞ってご紹介いたします。
- 「虹の玉(にじのたま)」
画像は虹の玉ですが、虹の玉に似ているオーロラ・乙女心はセダムの中でも人気が高い品種です。
とくに虹の玉は、夏などの熱さの厳しい時期は活き活きとした緑色なのですが、寒さが本格的になってくるとまるでリンゴの様な可愛い赤色に染まります。
ホームセンターに行けば必ず置いてあるといっても過言ではないほど見かける品種なので、手を出しやすいことろもオススメする理由の1つです!
- 「銘月(めいげつ)」
こちらはロゼッタ状に広がる姿が魅力的な品種です。
私もカット苗(さし木)の状態で購入し育ててみたのですが、乾燥にも強く子株もよく増えます。
葉ざしの成功率も高く、株分けでも増やせるため育てていてとても楽しい品種ですよ!
また、水が足りないと葉に分かりやすくシワが入ります。
そのため、水やりのタイミングを見逃しにくいところがオススメです!
- 「ビアホップ(別名:新玉つづり)」
なんだかビールが飲みたくなるような、心が弾む名前ですよね!
小さな葉がミチっと詰まっている様子もかわいいです。
お世話していると何気ない拍子でポロっと葉っぱが取れてしまうことがありますが、小さくても葉ざしが可能ですので、良く増えます。
- 「細葉黄金万年草(ホソバオウゴンマンネングサ、別名:ゴールデンカーペット)」
こちらは日本が原産の多肉植物です。
せっかくなので日本の多肉植物も育ててみたい! という方はチャレンジしてみてくださいね。
名前に「万年草」と書いてあるものは日本が原産のものが多いです。
そしてそして!何といっても日本が原産のため育てやすいところが推せますね!
万年草は地面に直接植えて冬を越すこともできます。
日当たりが良く水はけのよいところに植えてあげるのがポイントです。
セダムのお世話の仕方
セダムは生育が早く、繫殖力が強いためさし木・葉ざしも簡単にできるので育てていて楽しい品種です。
増えるのが早いため、こぼれてしまうのでは!?
と思うほどに鉢いっぱいに育つこともあります。
いっぱいになったら積極的に植え替えてあげてくださいね。
さし木・葉ざし・植え替えは春秋に行うと株へのダメージが少ないです。
こちらの記事でさし木・葉ざしの方法について説明しています。
お水やり
基本的に乾燥に強い品種ですので、乾燥気味に育ててあげると根腐れの心配が減ります。
セダムの生育期は「夏型」が多いです。
春~秋にかけてお水やりをしっかりましょう。
冬は休眠するのでお水やりは月に1~2回程度で問題ありません。
もし乾燥が酷い場合はたっぷりとではなく、
根元が湿る程度にすると株が傷つきにくくなりますよ!
日当たり
セダムは日当たりが良いところを好みます。
ですが、夏の直射日光は苦手なため高温加湿になりにくい場所で育てると元気に増えます。
外で育てる場合は夏場だけグリーンカーテン等で遮光してあげるなど対策すると四季によってお庭の楽しみが増え良いかもしれませんね。
また、セダムには光にしっかり当てているのに徒長のような現象が起きることがあります。
品種によっては茎が立ち上がる
「幹立ち」が見られます!
日光不足ではありませんので
慌てず変化を楽しんであげてくださいね!
まとめ
今回は「セダム」についてご紹介しました。
何度か書いたと思いますが、とにかく「増える!丈夫!可愛いのバリエーションが豊富!」とうことが特徴であるのがセダムです。
小さな株がたくさん集まっているので眺めていると癒されますよ。
お迎えしたらぜひご自身で増やしてみてくださいね!
この記事が少しでも多肉植物に興味を
持っていただくキッカケになりましたら嬉しいです!