多肉植物の種類とお世話　第四弾～チランジア（エアープランツ）～

本記事ではホームセンターと100均ショップでもよく見かけるチランジア（一般的にはエアープランツと呼ばれる場合が多いです）をご紹介します。

チランジアは土を使用せず栽培可能のため、お部屋を彩るインテリアとしても人気があります。
お部屋に合わせて自分でアレンジが楽しめるため、テラリウムやハンギングプランター、流木に取り付けるなどさまざまな楽しみ方ができますよ。

うららか

おしゃれな装飾用のガラス容器や
流木に植えて飾ることができ、
手軽に始められるチランジアの魅力を伝えられましたら嬉しいです！

忙しい方まとめ

チランジアは空気中の水分や栄養を吸収して成長します。

着生植物の一種であり、木の枝や岩などに付着して生育する植物です。

葉や茎の表面にトリコームと呼ばれる毛状の突起物から空気中の水分を取り込んでいます。

育てていると根が生えてくる場合はありますが、地中に埋まり栄養を取るような根はありません。

うららか

あくまでも木などに本体を固定するだけの
役割を果たす根っこが生えてきます！

チランジアの魅力は何といっても土や鉢は不要ということではないでしょうか。
土を必要としないため、さまざまな場所に置くことができます。

壁に掛けることができるチランジアの種類もあるため、空間の利用効率も高いです。

世界中に約700種類以上存在し、多くは熱帯アメリカなどの中南米を原産地としています。

チランジアの原産地は年間降水量が豊富なため、湿潤な環境が特徴です。
そのため、自生地では空気中の水分を取り込むだけで大きくなることができます。

しかし、日本では原産地よりも取り込める水分量が少なくなってしまうためお水やりが必要となってきます。

「チランジア・イオナンタ」
チランジアの中でも代表的な種類の1つです。

産地によって形や色が異なり、イオナンタだけをコレクションしている方もいます。
ホームセンターや100均ショップでも買えるお手軽にはじめられる品種です。

「イオナンタ・フェーゴ」
さきほどのイオナンタの中でもとくに発色が良く、「フェーゴ（火）」と名付けられたイオナンタの中でも人気の品種です。

先ほども書きましたが、イオナンタだけでも産地によってたくさんの種類がありますので、イオナンタの沼にはまると収集するだけでも大変なことになります。

「チランジア・キセログラフィカ」
ホームセンターなどで売られている株は小さいものが多いですが、「エアプランツの王様」とも呼ばれている大型になる品種です。

生育は比較的早く、大きなものでは60cm程度にもなります。
王様と言われるだけあり、雄大な姿は人気がある品種です。

「チランジア・ウスネオイデス」
こちらは垂れ下がった姿が特徴的な姿のチランジアです。
天井や壁や吊るしたりすることができインテリアグリーンとして楽しむ方が多いです。

水を好みますが蒸れに弱いため水やりの際はしっかりと乾かすとよく増えてくれます。

チランジアは土を必要とせず、葉から水分を吸収します。
そのため、肥料は液肥であげる必要があります。

栄養は春と秋にあげるようにすると大きな株に育ちやすくなりますよ。

POINT

種類によっては通常の濃度で与えてしまうと肥料で葉焼けを起こしてしまう場合があります。
肥料は様子を見ながらあげるようしてあげてくださいね。

チランジアのような着生植物は地上に生える植物とは異なり、夜間に周囲の湿気を利用して水分を吸収できます。
春秋冬の夜の寒さが厳しい時期を除き、夕方以降にお水やりをしましょう。

うららか

チランジアはお水やりがあまり必要ないと思われがちですが、
原産地と日本の環境が違いますので、
品種によっては1日1回のお水やりを好む品種もありますよ！

お水やりは霧吹きを使って水がしたたる程度までしっかりあげましょう。

また、枯れる理由はお水やり後の水切りが上手くいかなかった場合がほとんどです。
お水やりの後は株をひっくり返して水がたまらないようにしたり、風通しの良いところでしっかり乾かしてあげてくださいね。

基本的に直射日光は苦手とし風通しの良いところを好みます。
屋外で育てる場合も直射日光は当たらない日陰や風通しの良い場所で育てます。

屋内であれば薄いカーテン越しなどで育てるようにしましょう。

POINT

夏の室内は気温がかなり上がりますので、サーキュレーターなどを回して空気の動きを作ってあげることも上手く育てるコツです！

今回はチランジアの種類と育て方を説明しましたが、チランジアを育てるうえで1番重要なことは、お水やり後はしっかり水を切ることです。
蒸れに弱いためお水やり後はしっかりと乾かすことを忘れなければ枯れることは少なくなりますよ。

チランジアは土を必要とする植物とは違い、手入れが比較的簡単で初心者でも育てやすい点も魅力的です。
室内で育てることができ、インテリアとしても優秀なため、見ていると癒しやリラックス効果も期待できます。

うららか

ホームセンターや100均ショップでも手に入りやすいためぜひ育ててみてくださいね！