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多肉植物の種類

多肉植物の種類とお世話 第五弾~ハオルシ(チ)ア~

今回はハオルチア(ハオルシア)についてご紹介します。

ハオルチアは多肉植物の一種で、小さな葉が密集してロゼット状に生えることが特徴です。
とくに人気のあるオブツーサは別名、雫石(しずくいし)とも呼ばれ、葉先が透明で朝露のような美しい見た目をしています。

またハオルチアは直射日光を苦手とするため室内で育てることも可能です。

うららか
うららか

小型な品種も多いためガッツリじゃないけど
室内で植物を育てみたい!という方にもオススメですよ。

ハオルチアとは?

ハオルチアはさまざまな見た目があり下記の4つに分けられます。

  • 葉が柔らかい「柔葉系」
  • 硬い葉をもつ「硬葉系」
  • 葉先を切られたようなユニークな見た目の「万象(ばんしょう:マニアの間では「まんぞう」と読むかたが多いです。正しい読み方は森羅万象のばんしょうで、天地、宇宙に存在するさまざまな形、という意味があります。)」
  • 扇のように広がり育つ「玉扇(ぎょくせん:名付け親の方は「たまおおぎ」と呼んでいたそうです。「たまおおぎ」のほうが可愛いので私はたまって呼んでいます。猫みたいで可愛いし。愛着が持てるように皆好きなように呼んだらいいと思います。)」
うららか
うららか

それぞれ見た目が違い、
独特の模様や形状が美しく、
観賞用として人気がありますよ!

忙しい方まとめ

  • ハオルチアは独特の窓の形状や配置が美しく、独特の模様があることが人気
  • お世話の際には強い直射日光に当てない
  • お水やりはシワが出てから
  • 多肉植物の中でも比較的丈夫

ハオルチアの魅力

ハオルチアの中でもオブツーサはマニアも多く人気があります
ぱっと見は地味な見た目をしているのですが、光を当てると透き通った透明の葉先が光を通し、まるで光っているかのような見た目になります。
その姿はさながら月のようです。

葉先の透明な部分はマニアの間では「窓」と呼ばれ、育てかたによって透明度が変わります。
種類によって、窓の形状や配置、大きさによって特徴が異なることも魅力的です。

ハオルチアオブツーサ1

ハオルチアの原産地

多くの原種が南アフリカ原産の多肉植物です。
草原や乾燥地帯に生息しており、比較的低い高度の地域に分布しています。

窓をもつ品種のものは普段は砂の中に埋もれるように窓の部分だけを出して生息しています。
砂に大部分が埋もれていても光合成ができるように葉先が透明に進化した植物です。

ハオルチアの種類

「柔葉系」「硬葉系」「万象(ばんしょう)」「玉扇(ぎょくせん)」の各々1種類づつ紹介します。

  • 柔葉系「オブツーサ」
    ハオルチアと言ったらやはりオブツーサです。
    小型のロゼッタ状に透明の窓を持った葉が広がる姿は人気があります。

    触ると潰れてしまいそうな儚い見た目ですが葉ざしで増やすこともでき、丈夫です。
オブツーサ画像
  • 硬葉系「十二の巻(じゅうにのまき)」
    硬葉系のハオルチアはアガベのように葉が固く、凛々しい見た目の品種が多いです。
    価格も比較的に手を出しやすく、強い光は必要としないためアガベよりも栽培がしやすいというメリットがあります。

    十二の巻は白い結節(けっせつ)が美しく、観賞用として人気のある代表的な品種です。
    普及種ですのでホームセンターなどで気軽に手に入り、育てている方も多いため育て方の情報も豊富です。
じゅうにのまき画像
  • 万象
    あまり目立つ品種ではありませんが、窓の大きさや形によって値段が大きく変わります。  
    万象は葉っぱの高さも不ぞろいに生えてくる何ともマイペースな植物で見ているだけでおもしろいです。  

    希少な品種も多いため、増やしてネットオークションに出品する方もいます。  
    成長速度はゆっくりですが他の多肉植物と同じように葉ざしで増えますよ。
マンゾウ画像
  • 玉扇
    肉厚の葉が扇のように広がり育ちます
    葉先の模様は竜紋と呼ばれ、その模様がくっきり出る品種ほど人気があります。

    玉扇には根っこが比較的太くなる特徴があります。
    そのため、根っこから増やす「根ざし」という方法で増やすことも可能です。
ぎょくせん画像

ハオルチアのお世話の仕方

ハオルチアの生育期は「春秋型」多いです。  
ハオルチアは子株で増えやすいため株分けで簡単に増やせます。

春と秋の生育期に植え替えや葉ざしを行うようにしましょう。

春秋型特徴画像

お水やり

春と秋はたっぷりと鉢底から水が出るまであげます。
夏と冬は水をあげすぎると葉が腐って溶けてしまいます。

室内で育てる場合は葉っぱにシワが寄っていることに気づいたらお水やりをする程度にしてあげましょう。

うららか
うららか

夏は室内に熱気がこもりやすくなってしまうので、
蒸れないようサーキュレーターを回したりしてあげてくださいね。

春秋型お世話説明

日当たり

ハオルシアは基本的に直射日光が得意ではありません。
強い直射日光を浴びると根が傷み外葉が溶け始めてしまいます。

POINT

気づくのが遅れると株自体が取り返しのつかないことになってしまう場合もあります。
最近日差しが強くなってきたかな、と思ったら少し注意してみてあげてくださいね。

まとめ

今回はハオルチアについて紹介しました。

ハオルチアは日当たりとお水やりのコツを掴めば、乾燥にも耐えるため、多肉植物の中でも比較的丈夫で育てやすい品種です。

  • 直射日光に当たらない窓辺などで育てる
  • お水やりはしっかり乾いてから

この2つを意識して育てれば枯れる可能性が減りますよ。

ハオルシアは柄が同じのものは1つとしてありません。 自分好みの見た目に皆さんが出会えることを願っています。

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