皆さんはアロエというとどんなイメージがありますか?
個人的にはアロエヨーグルトや美容品のイメージが強いです。
今回は食べたら美味しいアロエ……ではなく観葉植物として栽培される品種の実生日記の記事です。
種から育成することを実生(みしょう)と言い、大きくなるまでの課程を自分の目で楽しむことができます。
時間は掛かりますがその分植物に対する愛着や発見の喜びはひとしおです。
栽培の際に本記事が少しでも参考になりましたら嬉しいです~!
購入場所・育成場所等詳細
地域によって育成に差があるかと思いますので、先に基本情報を記載します。
購入場所
種は道の駅にて購入しました。
今回育てる品種はアロエ・グレアトヘアディー(Aloe・Greatheadii)という品種です。
品種名の下にこの種がどこからやって来たのか記載されているため少しだけ調べてみましょう。
「Rustenburg (city),North West,RSA」
- RSA→「Republic of South Africa」の略 南アフリカ共和国
- North West→これはそのまま北西
- Rustenburg→ルステンブルグ
つまりこの種は「南アフリカ共和国の北西の都市、ルステンブルグ」から来ました!ということになります。
遠路はるばるようこそわが家へおいで下さいました……という気持ちになりますね。
育成環境
- 関東以北、雪は1年に1度程度。冬は霜がおりる。
- ベランダが狭いため完全室内栽培。
- 植物LEDライトでの栽培。(約10時間程度点灯)
育成日記
成長とともに少しずつ更新予定です。
育成開始
アロエのよく成長する時期は夏です。
暖かくなってくる「4月~10月」頃にかけて成長し続けます。
そのため気温が上がってきた、2024/3/27に播種しました。
湿度を保つため消毒したタッパーを用意し、濡らしたキッチンペーパーの上に種を置きました。
最初から土の上に蒔く方法もあるのですが発芽の様子を観察したかったので、今回は上記の方法で発芽管理していくことにします。
播種から約1週間後
種から根が出てきました。
地面に向かって根を下ろそうとしてるのが分かります。
根が出た状態ですぐ土に植えつけるよりも、少し待ち葉っぱが出てきた後に植え付けを行った株の方が大きくなりやすかった印象を持ちました。
約2か月後
土に植えつけてからしばらく経過した様子です。
3枚目の葉が出て来て、植物らしい姿になってきました。
まだまだ小さいので水を切らさないよう越水での管理を続けています。
約3か月後
株の大きさもしっかりしてきました。
アロエらしい刺も出て来て小さくてもカッコイイです。
約3か月と1週間後
6cmポッドから溢れる程の大きさに成長しました。
エケベリア等の植物は夏になると成長がゆっくりになるのですが、アロエは暑いのは得意なのでぐんぐん生長してくれますね。
約4か月後
同じ鉢では大きくなるのに窮屈そうだったので株を分けて植え替えました。
他の鉢で管理していた株もあわせると合計11株になり、個体差を楽しめそうで嬉しいですね。
そんなに根は張っていないかと思っていたのですが鉢から出してみるとしっかり根を張っていました。
大きな株が地中にしっかりと根を張れていた一方、小さな株は地中でも根をあまり張れていない印象を受けたため丁度いいタイミングで植え替えが出来たのではないかと思います。
また、今回浅底のポッドと6cmポッドで成長の違いを比べてみたのですが6cmポッドの方が成長が速く感じました。
6㎝ポッドの方が根を張りやすく水が乾きにくかったためかと思われます。
次回は9月に更新予定です!