皆さん一度は食べたことがあるんじゃないでしょうか。
今回は多肉植物の「アロエ」をご紹介します。
アロエというとアロエヨーグルトや美容品のイメージが強いですよね。
実はそんなアロエが
ご自身の手で育てられることはご存知ですか?
本記事では、アロエの説明と育て方についてまとめましたので、食べると美味しい!だけでなく植物としても魅力的だと知っていただけましたら嬉しいです。
忙しい方まとめ
- ユニークな見た目が魅力
- 乾燥に強く、寒さにも順応性がある
- 生育期は「夏型」が多い
- 日当たりを好むが、中には直射日光が苦手なものも
- 根っこの張りが速いため年に1度の植え替えを
アロエとは?
アロエは多くの薬効成分が含まれているため実は昔から火傷負った場合などに塗布して使用される薬用植物として活躍してきました。
美容の効果もあるとされ、2021年には「アロエベラ92%ジェル」がブームとなっていましたね。
アロエは製品パッケージのカットされている状態のイメージが強いかと思いますが、高さ10mの大木になる品種も世界には存在しています。
アロエの魅力
アロエの魅力は肉厚な葉の美しさです。
千代田錦などの斑が入っている品種の美しさは格段で思わず見とれてしまいます。
品種により関東以南でしたら屋外での生育も可能です。
寒さに弱いイメージがありますが、意外と寒さに強く順応性の高いことも魅力の1つと言えます。
アロエの原産地
原産地は、南アフリカ・マダガスカル・アラビア半島など500種以上におよび、木のように上に伸びるものや蔓のように地を這うものロゼッタ状のものなど見た目もさまざまです。
↓こちらはピランシーという品種。20年で3m程度に育ちます。
そして、乾燥に強いため土がカサカサになってしまってもなかなか枯れません。
旅行が趣味!という方でも安心して育てられますね。
アロエの種類
アロエは見た目が変わったものが多いため、今回は人気の品種と見た目が珍しい品種をそれぞれ紹介します。
調べていてとても面白かったので、皆さまにもワクワクを少しでもおすそ分け出来ましたら嬉しいです!
- 「木立(きだ)ちアロエ」
よく食用とされるアロエです。
別名「医者いらず」とも呼ばれ薬草としても国内で多く栽培されています。
関東以西では戸外での栽培も可能で、庭などに植えられることもあり、丈夫で乾燥・低温にも強く育ちます。
- 「女王錦(じょおうにしき)」
マダガスカルが原産の小型のアロエです。
育て方によって色が変わり、紫色に染まる様子はハルオチアに似ているため人気もあります。
日本の夏の暑さに弱いため夏場は少し気を引き締めて管理してあげましょう。
熱いのは苦手!ってなんだかワガママな女王様のようでちょっと可愛いですよね!
- 「スプラフォリアータ」
まるでワニが大きな口を開けているような壮観な見た目が魅力的です。
鏡のように対になった葉っぱが積み重なるように育ちます。
長く育てていると今度はロゼッタ状になっていくため株の変化も楽しむことができます。
珍しい見た目なので栽培が難しい品種かと思いきや意外と丈夫で育てやすいところもオススメポイントです!!
- 「ドラキュラズブラッド」
なんとも中二病心をくすぐられる名前ですね!
名前に負けず見た目もとてもかっこいいんですよ。
葉っぱが緑色のなのに棘は赤いというまるでゲームの世界の中に生えている植物のような、思わず二度見してしまうユニークな見た目です。
寒くなると緑色の部分も赤みを帯び、別の植物のような毒々しい見た目となるのもいいですね。
↓こちらは紅葉時のお写真ですね。かっこいいです。
アロエのお世話の仕方
アロエは根まわりが早く鉢で育てていると根詰まりをおこしてしまいます。
植え替えは年に一度は
必ず行うようにしてあげると
株姿が崩れずにすくすくと育ちますよ!
また、アロエの増やし方は株分けが失敗も少ないためオススメです!
株分けのついでに植え替えも行えますので4月~6月に仕立て直しもかねて行うと夏も元気に過ごせます。
お水やり
乾燥に強い品種ですので、多少の乾燥でしたら水やりをすればもとに戻ります。
水が足りなくなってくると葉っぱにしわが入ったり、クルっと内側にカールしたりします。
POINT
上記のような変化があってからお水やりをするようにすれば、根腐れの心配も少なくなります。
そして、アロエの生育期は「夏型」が多いです。
冬は休眠する品種も多いため、乾燥が酷い場合は根元が湿る程度にお水やりをすると株が傷つきにくくなります。
アロエも多肉植物ですのでお水のあげすぎには注意してあげましょう。
こちらの記事でお水やりの仕方について説明しています。
日当たり
アロエは品種にもよりますが、日光を好みます。
日当たりが悪いと徒長してしまうためしっかりと日光が当たる場所で育ててあげましょう。
夏の直射日光でも品種により元気に育ちますが蒸れには弱いため、風通しの良いところに置いてあげることもポイントです。
女王錦(じょおうにしき)など一部の品種は
直射日光を苦手とする場合もありますので、
日当たりの管理は注意が必要です!
まとめ
今回は「アロエ」についてご紹介しました。
魅力は何といっても独特な株の姿です。
鑑賞用として育てられているアロエはどれも目を惹く見た目をしています。
1つ1つの存在感が強いため部屋に置けば部屋のアクセントとしても役立つ植物です。
この機会にぜひ、「アロエって他にどんな見た目の品種があるんだろう?」と興味を持っていただけましたら幸いです。
皆さまがお気に入りの多肉植物に出会えることをささやかながら願っております!