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コノフィツム・マウガニー・ラツム 実生日記

コノフィツム(Conophytum)は、グミのような見た目をしており“生きた宝石”とも呼ばれています。
また、コノフィツムは毎年の成長期に古い葉がしぼみ、その中から新しい葉が現れる「脱皮」という現象が起きることも魅力の一つです。

今回は、コノフィツム・マウガニー・ラツムを種から育てた記事です。
栽培の際に本記事が少しでも参考になりましたら嬉しいです。

購入場所・育成場所等詳細

地域によって気温等、育成環境に差があるかと思いますので、先に基本情報を記載します。

購入場所

種は道の駅にて購入しました。
今回育てるのは「コノフィツム・マウガニー・ラツム」です。

Conophytum1

品種名の下に、この種がどこからやって来たのか記載されているため、少しだけ調べてみます。
「EA 402:Klipbok,Namakwa,RSA」

  • RSA→「Republic of South Africa」の略 南アフリカ共和国
  • Namakwa→ナマクワ
  • Klipbok→調べたところ「Klipbok」という街や市はなく「Klipbokkop」という施設がヒットしました。周辺にブランドフレイ自然保護区もあり自然豊かなことが伺えます。おそらくこの付近で採取されたのではないかと思います。

Googleマップで実際に見てみると緑豊かな、山峰の広がる気持ちのいい景勝地な事がわかります。
ちなみに南アフリカでは11月から4月の気温が高く、5月から10月に気温が低くなり、日本と真逆の気候です。
そして意外なことに夏の平均気温は31度程度であり、日本の方が夏は暑くなります。

育成環境

  • 関東以北、雪は1年に1度程度。冬は霜がおりる。
  • ベランダが狭いため完全室内栽培。
  • 植物LEDライトでの栽培。(約7時間程度点灯)

育成日記

成長とともに少しずつ更新予定です。

育成開始

コノフィツムのよく成長する時期は秋~冬です。
発芽に適した温度は15度~25度前後と言われています。
そのため夏の暑さが収まった、2025/10/26に播種しました。

種まき

Conophytum2

コノフィツムの種は約1mm程度で小さめです。
気を抜くと吹き飛んでしまうので注意します。

Conophytum3

用土はホームセンターなどで簡単に手に入るものを使用します。
多肉植物用の土と、表面を覆いかつ根が張りやすいように赤玉土は細粒がオススメです。

Conophytum4

多肉植物用の土を9割程度、敷き詰めます。

Conophytum5

次に赤玉土細粒を多肉植物の土が見えなくなるように覆い、平らにします。
種が非常に小さく流れてしまうため、暫くの間水やりは鉢の下から水を吸い上げる腰水で管理です。
最初の腰水の際に、水に溶くタイプの殺虫剤などを入れておくと土の中に紛れている虫の卵が孵化する確率が下がりオススメです。

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先程の鉢に種をまいたら種まきが完了!
あとは人間にできることは無事に発芽することを願いながら待つだけです。

播種から約1週間後

Conophytum6

最初の種が発芽しました。
発芽が思ったより速く驚きです。

播種から約1ヶ月後

Conophytum7

他の種からも発芽し、しっかり見える大きさになっています。
中にはうまく根が土に入り込めない株もあったため、爪楊枝などで土の中に誘導することにしました。

うららか
うららか

次回は年末頃に更新予定です!

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